沖縄娘たかこの日記


by takakozuno

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原題「A Streetcar Named Desire」

怖かったっ!!!!!

映画史の知識が限りなくゼロに近い私は、
単に題名からマーロン・ブランドとヴィヴィアン・リーの
ちょっぴり悲恋スキャンダルものなのか,と勝手に想像していて...。

オラ...おったまげただ...。

マーロン・ブランドも怖い!ムカつく!
ヴィヴィアン・リーはある意味もっと怖い!

物語は...ニューオリンズに、妹夫妻を訪ねて
訪れた品のいい女性ブランシュ。

久々の姉妹の再会に喜ぶのだけれど、
ブランシュの秘密が次第に明らかになっていき、
居座るブランシュ、遠慮する妹ステラ、イライラする暴力夫、スタンリーの度々の暴力...。この三人のシーンが緊張感ありまくり!へんなホラーみてるより...ハラハラする。

最後は誰が「正気」で誰が嘘つきなのか、
「自分に正直に生きてる」のはどっちなのか...

なんていえばいいかわからないのだが、
「自分は正気なほう」だと思ってたのさえ
なんとなーく心もとなく思えてしまうという
恐ろしさ、といえばいいか。

こんな作品が50年前にすでに存在してたなんて
映画の歴史は偉大だななぁ〜、と思うと同時に、

今も昔も
人間は人間だったんだ...て思う。あたりまえだけど
「こんな人いる!」っていうリアリティを、登場人物全員に対して感じる。

はぁ〜こわこわ...。

それにしても、120分もあるのにアッという間に時間が過ぎた。

原作・脚本:テネシー・ウイリアムズは、姉が精神病だったらしく、両親がその姉をロボトミー治療したことを許さなかったとか...。

監督:エリア・カザン

ともかく、すごい作品を観たと思った。e0087566_1229666.jpg
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by takakozuno | 2006-12-31 12:31 | 映写室/Movies

『望郷』 Pepe le Moko ☆☆

年末だけど年末な気がしないのは...
きっと紅白歌合戦がないからだ。
きっと年末年忘れスペシャルとか特番がないからだ。








いやいやいやいや、、、、
きっと...そう...ここが外国だからだ!!!




ってことにしておく。自己暗示。


ということで映画。
e0087566_13552266.jpg『望郷』(原題はPepe le Moko)。

なんか...面白いんだけど...どっかで観た何かと何かを(カサブランカと、あと何かの逃走もの?)を足して二で割った感じだなぁ、文化の違いなのか、肝心のPepeさんの性格についていけなかったなあ。オイオイ!そりゃあ無いっすよ。ってつっこみまくりでした。

あ、でも失礼。公開年度は1939年。カサブランカ(確か公開年度は1943年)より随分前なんですね、もしかしたら元ネタかもしれませんね。パリが映画にとって重要なキーワードなところ、追われてる男、エキゾチックで一見居心地のいいフランス領土から外へ出たいという願望というところもそうだし...。

ただしこちらは女二人と男一人の三角関係で、終わりも、カサブランカと真逆の、人間の矮小さを見せてる感じがする。

というか、でも、カサブランカと比べても、セットはウマイと思う!カサブランカも、スタジオのわりにへー、すごいなぁ、と思ったけど、その4年前?に公開された作品だからなぁ、座布団一枚って感じだ(どんな感じだ)。

にしても、ギャビィ役のミレーユ・バランが美しかったり、ハ!「一瞬、キューブリック?時計じかけ?」と思わせるようなカット、下町で生きる人たちのドキュメンタリーっぽい、生き生きとした描写、もたくさんあり...なんていうんだろ...両手を上げて大絶賛できないが、「こやつ...あなどれないな」的な映画だった。

まだ私が映画的に子供なのかも知れぬ。いや、そうなんだけど・苦笑。
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by takakozuno | 2006-12-30 14:04 | 映写室/Movies
あ、すみません。

昔(今もときどき読むけど)
自己啓発系の本を読んでだったけ?
[つかれた!]というな!というのがあった...。
悪い口癖だ〜!とかかいてあって...。

だって疲れた〜って言葉がでるもんは、しゃ〜ないじゃんか...。

と今はそう思ってます。

だって...つかれた...っていわない努力をしてるとまた疲れるし...。

確かに、隣で何度も連発されるといい気分しない言葉なので、人がいるときやチームワーク時は気をつけている...つもりですが...。ごめんなさい(今のうち謝っておく)。


話しはかわって。

やはり部屋がきれいなのはいい。
アルファー波はみたことはないが、
多分きっとホコリの舞い散る部屋では
拡散してしまうんだろう、なんだか昨日から
びんびんアルファー波を感じている。

あ、音楽のせいかも(単純)。

なんだか家での自分が調子がいい。

あ、オフィスも年末の大掃除しなけりゃ。仕事がはかどらないのはそのせいかもしれん(責任転嫁)。

話しは変わって
最近、日本人の方に本を大量に安くで譲っていただいたのですが、読む時間がなかなか無いながらも、最近やっとで手に取ったヘッセの『デミアン』がキター!って感じだ。

前書きからすでに最近考えていたことの答えのようなものが
たくさんでてきて、「こ、これは何かのたくらみか?」と
一瞬部屋の壁と障子(じゃなくてブロックの隙間...あ、壁か)を確認したほどだ。

ま、何を考えていたかはごく個人的な哲学的なことなので、知人に心配されてもアレなので省くが。

話しは変わり続けて。

最近はインターネットという便利なもののおかげで
ただえさえ私はシンクロニシティ能力(思い込みも多分に含まって)が高めなのに、blogやmixiで何かとつながりまくることが多いなぁ。

きっと前世や前の前の世で親友とか映研仲間とか、近所のペット同士とかだった仲かもしれない。(家族とか兄妹とかはあえてかかない。それもそれで各家庭によってビミョーな関係だぁ、という気もするので)まぁ、なにわともあれ嬉しい限りです。

仕事後、フレンチの勉強でくたくたです。あ!いってしまった。しかも、大した努力じゃないのに...。どんな微々たる努力でも、隠れて努力が出来ないタチです。しかも有言不実行なことも多々あり...。

あ、二日間映画見物(鑑賞ともいう)をさぼっている。

でも、今手元にあるのでS氏から借りたもので見てないのと言ったら...、『AKIRA』『マグノリア』『七人の侍』『?(こないだのフレンチの映画、英語のサブタイトルがあることを発見)』

全部一度は昔に鑑賞済みな上に、長編大作、もしくはフランス語で英語のサブタイトルを追うという疲れた頭脳にむち打つモノじゃないですか...。

こちらの心の準備と頭の休養も必要なので、一時休憩、という次第です。
次回予告?Yさんが日本から持って来た名作フランス映画のDVDを近いうち観るでしょう。
すごい曖昧な予告ですみません。

それと、今は...たくさんたくさん知りたいことがあるのです。
その量を考えるだけでも脳みそが爆発気味ですが...。

まぁー、ボチボチいきましょ。

多分「一度にたくさん」より、
「毎日少しづつ」、が結構一番難しい。

でも、こう見えて私の唯一の強みは
「できると夢見て疑わず毎日少しづつができること」
でもあると思うし...

言い換えれば単純バカともいいますが。

でも、みなさん信じる者は救われるですよ。

ホラ、腐ったもの食べても「美味しい〜」と思って食べたら平気とか...
(そんなんかい...いや、そんなものですって、人間って。多分)

あ、いちおう、それた話しを戻して。

いつも「いや、ここは一度にたくさんで!」と目論で
凹んで投げやってしまう失敗パターンが多い気がするので、
気をつける。

さて、寝なきゃですね。
おやすみなさい。
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by takakozuno | 2006-12-29 13:49 | 寝室/Dialy

大掃除+映画2作品鑑賞

朝起きたら、雪景色。
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今日はとりあえず休日。
で、久々の掃除、拭き掃除までする(←ということは...しばらく手を抜いてました〜ヤバイ人)。

適当な洗剤が無かったのでネットでみかけた
うろ覚えの、マーサ・スチュアートの手作り洗剤を作る。
レモンとベーキングソーダと...酢だったかな?とか思いながら
とりあえずベーキングソーダにレモン汁かけたら
なんか泡がでてきたよ!しゅわしゅわいってるよ!びっくりだ。

これで酢をいれてなにか猛毒ガスが発生しても困るので
(もう化学反応系は全くお手上げです。)

※後でお友達から聞くは、ベーキングソーダに酢をかけてジュワーとなったものを
排水溝に流すときれいになるらしい〜。面白そうではないですか?

とりあえず水でジュワ〜を落ち着かせ、これで床、トイレ、シンクなどみがき、すます。

その後、皆で早めの夕食。

『プラダを着た悪魔』
『Le Secret de ma Mere(フランス題の意味は母親の秘密) 』
を鑑賞する。

『プラダを着た悪魔』☆☆は、女優陣が素晴らしいだけに男優陣(とくに主人公の彼氏役、そのライバル役の二人の男、どちらも納得いかん。)が悔やまれる。面白い場面もあったけど...やっぱりこの手の話しは興味があればなんとやら、なのか。でもファッション雑誌の裏側に堅物のジャーナリスト志望の女の子が入り込む、というコンセプト自体もそうだけど、女性の仕事場とか、「仕事する態度」を考えただけでも、フツーに面白い映画でした。
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写真:ヒールのデザインのシンプルなポスターと比べかなり見劣りするデザインだけども、キャストが見えるのでUP。男の人で納得がいくのは見方の相談役のボーズの人だけだった。

『Sercret of The Family(フランス題の意味は母親の秘密) 』☆☆は最近のケベック映画。あるお父さんの死、お葬式の当日にあきらかになる事実...。とても変わったジョークのセンスで面白い部分もたくさんあったけど、美術と、映像センス、衣装がまったくもって受け付けられなかった。明るすぎ、テレビドラマくささが...あ、もしかして『プラダ〜』の後にみたからかな?そうかもしれない。
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写真:「Le Secret de ma Mere」のポスター。美術とDOPがテレビっぽいのが悔やまれるが、面白い題材で、時代をまたぐキャスト選び、テンポは良かったと思う。
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by takakozuno | 2006-12-26 12:02 | 映写室/Movies

Merry Christmas 2006

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みなさん!2006年もあとわずか。
モントリオールは24日、クリスマスイブでございます。
今日CNNでみたのですが、NYタイムスのThe person of the yearは、
「YOU-あなた-」だそうです!!NYタイムスの表紙には、パソコンの画面があり、
ミラー状の紙が貼ってあり、あなたの顔が映る様になってるらしい。
なんと素敵なコンセプトじゃありませぬか。


2006年の反省は色々あり過ぎて多分年明けまでに追いつかないかなぁ、
と思われるのですが、2007年も3歩進んで2歩下がり、ときどき後退を繰り返しながらも
前を向いて生きて行きたいと思う次第でございます。

P.S ちなみに写真は、いつも家族の様に迎えてくれるガニオン監督の妹さん夫妻マリオさん宅のクリスマスツリーの映像です。

みなさん、Merry Christmas 2006 & Happy New Year!
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by takakozuno | 2006-12-25 23:08 | 寝室/Dialy
ただ今、ガニオン一族毎年恒例のクリスマス・パーティから帰宅。

食って、食って、食いまくった!!!のでお腹がはち切れそうなんですが、残念ながら写真はありませぬ...申し訳ない。それにしても、いつも美味しいお食事とホスピタリティ溢れるおもてなしに心があったかくなります、マリオさんご夫妻、いつもありがとうございます。

そして、家に到着、パソコンを開くと、姉からのメリークリスマスメールが。



と、ここまでは良かったのです。

ちなみに、少々自慢になりますが、我が姉は沖縄で歌姫jimamaとして活動しております。

で、彼女の誕生日が12月20日なんで、予算の関係もあり年齢に相応しい贅沢なものは用意できなかったのですが、急がしかった合間をぬって近所の新しくできたブティック等を拝見し、面白いなぁ、と思ったものなどを、プレゼントに選び、長い長い想い文をしたため(しかも、清書までして)にいれ、10日前に郵便局で実家あてにきちんと送ったのです。

しかし、今思えば、このが間違いのもとだったのです...。

沖縄を離れ、カナダに長く居過ぎたせいか...自分の血筋を...私の中にも脈々と波打っている世界最強の天然ボケと名高い...我が一族の血筋を甘く見ていたのです。

その後、一週間経過...そわそわしながら、実家から連絡を待ち...。

...クリスマスシーズンなんで郵便局も忙しくって誤送とかないよなぁ...と、早くも待ちきれなくなり、メールで母親に、
荷物とどくはずだからね、姉ちゃんの誕生日プレゼントだけど、大したものじゃないから、期待させたくないし本人には届いたときに知らせてね!
大したものじゃないを強調して念を押したのが、第二の間違いだった....。

さて、悲喜劇性を高めるために、もうひとつ...。プレゼントの中身は、確かに大したこと無いのだけれども、年末年始に向けてステージに立つことの多い彼女が身につけられるようなかわいげなモノを送ったのです。

とはいっても、姉は私より格段のおしゃれさんなので、私のセンスで選んだものが適当だったか今後の参考になるので正直に感想送ってね、と手紙にも書いたのです。

そして、なんと奇跡的に、20日当日に荷物が届いたと実家から連絡が!!
これでホッとひといき(ついたのも、一生の不覚。世界最強と名高い天然ファミリーに油断は許されない)

しかし、私自身も天然なのがさらに追い討ちをかける。荷物は届いてるはずなのに、手紙の返事がこないのをおかしいとも思わずに呑気に
もしかしたら、23日のクリスマスライブにきちゃったりなんかして〜、うししし
とか
きっとすごく気に入って、もしかしてライブの席で「これ、妹からのプレゼントなんです」とかいってたりして...

とか、さらにjimama BBSのファンメッセージの描写にある衣装を想像したりして...

いたのも、はかない夢でした。

今日受け取った姉からのメッセージ。

たかこが送ってくれたグラノーラ、貰ったよ☆わざわざありがと〜!!…結構不規則な生活送ってるだけに、嬉しいです。すぐなくなると思うよ(笑) -中略-p.s.手紙、楽しみにしてるんだけど、まだ私のアパートに届いてなくて、、もうちょいかかるんだはずね!気長に待ってるぜぃ★



私の心の中で、反響する文字。
グラノーラ?グラノーラ?!グラノーラ!?グラノーラァア!!!!!!

そう...。プレゼントが柔らかいものだったので、ぐちゃぐちゃになってはいけないと、空いたグラノーラ(朝食用シリアル)の箱に入れたのです。

それにしても、いくら大したものじゃないと念を押してしまったとはいえ、グラノーラ(定価4ドル)、輸送代の方が高いプレゼントなんて、いくらなんでも、送りませんよねぇ?

しかも、グラノーラの箱にはってある、8cmの太さのセロハンテープで、普通、「ああこれは補強用だな!グラノーラらしくシャラシャラしないし...」と思い、まずは開けて確かめそうなもんですよねぇ?

というか、
いくら私の体調が心配とはいえ、やっぱりたかこは天然だなぁ
と高笑いしてる、姉と母親の図がありありと目に浮かぶのですが...。

天然はそっちだっちゅう〜の!!!

はぁ、ということで...。食べ過ぎと笑い過ぎでお腹が痛くなる、なんだかんだいって多分、幸せなクリスマスの夜でした...。
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by takakozuno | 2006-12-25 15:23 | 寝室/Dialy

『Requiem for a dream』2000

e0087566_1524066.jpg鑑賞メモ。
うーん...。
まず、初めに、タイプじゃない映画だった。
ので、この映画が好きな方は、以下、読まないでね。




とても...イージー。

登場人物の誰一人にも感情移入できない映画もめずらしい...。

かろうじて例をあげるなら...テレビ出演の依頼が来た主人公のお母さんを、応援するため髪を赤毛にそめるのを間違えてオレンジにしてしまった友人役のオバさんぐらいか...。

老若男女。人間描写が、チープすぎる。

多分、ドラッグ中毒とか、テレビ中毒とか、愛とか、人間の愚かさとか、孤独な人間が何かにすがる気持ちとかを、そんなことをスタイリッシュに、クールに、伝えたいんだろうけれども...。

いいたいんだろうけど...。

いいたいことはよくわかるけど...。

いや、わかりすぎ。

わかった、わかった、わかったっちゅうに!
てな感じ。

ちゅうか、イタい。

キャラクターに驚きがない。
発見が無い。

最初から最後まで愚かで、落ちていくだけ...。

ここまで通りいっぺんの人間なんてみたことないってぐらい...。

かと思えばなんの脈絡もなしに親思いのいい子になったりするしぃー。
納得いかない。老人も、若者も。悪者も、良者(ほとんどいないけど)も。

クールな音楽にのって。なんでDJ機材もってたら「クールだと思う」と思ってるんだろう?全国のDJさんが迷惑ではないか?

もし、これが反ドラッグや反テレビや医療機関への批判とか、そういうたぐいの映画だったら...ちょっとはキャラクターに共感や、リアリティがあったりとか、少しはそういうのがあってもいいのでは、と思うのだけど...。

全部が極端に演出され過ぎて、愚かすぎて、アリエネー!と思ってしまい、ひく。みててむかつく。というか、本当にむかつき、胃のもたれが...。食べ過ぎたからですが。

しかも純愛映画みたいになってるし...。そんな場所に愛はありませぬ。

そういうところがかなりムーカーつーくー。

この作品をみて自分のクールさと、アンニュイな堕落加減に浸る若者が増えたら困るぜ、マジで。

いえ、格好よく見せようと思ってないぜー!悲惨だろう、ドラッグは〜依存は〜!て訴えたい気持ちは、よくわかるんだけど、結局「格好良くみせよう」というイヤラシさが見え見えなので、それはもう...。全然格好良くネーヨーだ!ペンペン!って感じだ。

むしろ高田純次の面白さの方が100倍かっこいいぜ〜てんだ、フーン!←マイブーム入り過ぎなコメントですみません。

さて、寝るべ!
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by takakozuno | 2006-12-25 15:06 | 映写室/Movies
e0087566_13364646.jpg一度みたことあるのでわかっちゃいたけど、哀しい映画だ。
今日は疲れたので感想はまた。
この作品に向き合う元気がでてきたので、追記。
映画のあらすじはこうである。※ネタバレ注意。

故郷テキサスを後にし、ジゴロになって一攫千金を狙うぞ、とカウボーイルックでニューヨークにおのぼりするジョー。しかし、ニューヨークの厳しい現実に気づかされるなか、ジョー自身がうけた恋人と供にうけた性的暴力...宗教に関するトラウマが次第にあきらかになっていく。そんな中、ビッコでペテンをして生きているラッツォと出会い、騙されるが、次第に二人はラッツオの廃墟で寄り添う様に日々を過ごして行く。

やがてジョーは自分の性に疑問を抱いて行くが、偶然呼ばれたパーティでジゴロとしてのチャンスを掴むことになる。しかし、病気がちだったラッツオの調子が次第に悪くなり、ジョーはラッツォの夢の土地、フロリダに立つ決心をする。そのために彼が選んだ手段は...男娼、そして人殺しだった。

フロリダ行きのバスの中、小便をしてしまったラッツォに、服を買って来てやるジョー。そのとき、彼はカウボーイのコスチュームを捨て、バスに戻る。

もうすこしでフロリダにつく、というところで、ラッツオはバスの中で息絶えて死んでしまう。バスの窓に映る夢のフロリダの景色と、車内の二人...で映画は幕を閉じる。

先日、この映画についてガニオン監督の意見を伺うことができ、救われた気がする。

誰かの死は、その死、そのものが、その周りの人を変えることがある。

ニューヨークに出るため買った、カウボーイブーツと帽子、シャツの数々は、ジョーの本当の姿じゃない。ただ単に、ジゴロとなってお金を儲けるため、「セクシー」なイメージを追った、彼のニセの姿でしかない。ラッツォも、同じ。世間を憎み、ウソをつき、「一攫千金」を狙ってばかりで失敗してばかりいる。

映画の最後、カウボーイの衣装を捨て、シャツとズボンのまっさらな状態に戻るジョー。ラッツォの死は、もしかしたら残された若者ジョーを変えるための、ラッツォからの、ギフトだったのかも知れない...と。


そうか...と思った。

正直、この映画を観た後に、映画からうけた、やりきれなさと寂しさとで、かなり落ち込んでいた。しかし、映画を深く洞察することで、この映画が問いかけているものが、本当は都会のタフさや人間の哀しさだけではないことがわかってきた。感謝だ。

そして...どんなに醜くても、滑稽でも格好わるくても、自分自身の姿から目をそらすことが...、一番の哀しいことなのかも知れない、と思った。できれば、誰かの死がそれを教える前に、自分でそのことに気づきたい...。だから、自分への探求は、なおざりにしないでおこうと思う。
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by takakozuno | 2006-12-24 14:26 | 映写室/Movies

『SCOOP』 ☆☆☆☆☆だ!

皆さん!スクープです!!
ウッディ・アレンの最新作、『SCOOP』が....

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予想以上に...面白かった〜!!!

実は、ウッディ・アレンファンを豪語しながらも『ギター弾きの恋』を最後にあまりいい評判を聞いてなかったので失望するのが嫌で足が遠のいていたのだが(少しいい訳)...。

これは...『ブロード・ウェイと銃弾』以来、最高のロマンティック・コミカル・サスペンスに仕上がっている!

☆アレンお得意の年の差ラブ(今回はヤンチャ娘を見守る親のような、かなりホンワカ視点だけど、それでもラブ!にかわりない。)、
☆カリスマ敏腕記者と有名代議士?の秘書というすでに死んだ者同士が三途の川を渡ってるときに一大スクープを手にし、敏腕記者はそのスクープを伝えるため、現世に生きる巨乳記者見習いの女の子の前に現れメッセージを伝える...という奇想天外なコンセプト
☆と同時にそれがアレンお得意の世界観でリアリティたっぷり?に描かれていいたり...
☆もちろん、アレンも若い女記者を助けるお間抜けなマジシャンというウッディ・アレンの王道ともいえる役で主演しており、そのハジケぶりも楽しめた。
☆そしてアレンの映画ではなんといっても女優さんが魅力的。それも一見して金ぴかのハリウッド・ビューティーじゃなく(いえ、きれいなんだけど)、観れば観るほど魅力が溢れ出すような、女性に関しては百戦錬磨の?ウッディならではの撮り方だと思う。
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写真:スカーレット・ジョハンソン演じる好奇心旺盛でちょっと軽い巨乳記者見習い女の子と、彼女のリサーチに協力せざるを得なくなってほとほと困り果ててるウッディ。この疲れ具合と振り回されっぷりがたまらない。

と、いうことでウッディ・アレンにしかできない持ち味が200%出ている最高の出来となっている。最初から最後まで笑いっぱなしの、幸せなウッディ・アレンの上質コメディだった。満足、満足、大満足!!
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by takakozuno | 2006-12-24 13:26 | 映写室/Movies

『Joyeux Noel』

さて、ここ2日ほど映画をさぼってたので『Joyeux Noel (2005)-』をみる。邦題は『戦場のアリア』

ウェブサイトからあらすじ引用。

第一次大戦下、雪のクリスマス・イブ。
フランス北部の前線各地で起こった出来事。
それは、フランス軍、スコットランド軍、ドイツ軍の兵士による
「クリスマス休戦」という一夜限りの友好行為だった。


...という実話を元に作られた映画。
ものすごくええ話しで、涙がボロボロでました。

もうブッシュ大統領に一番に見せたい。

ちなみに、ポスターはこの敵対国同士の三人のヤツが一番しっくりくる。女性歌手は確かに美人だけど3人の主役の彼女ぐらいの脇役です。

クリスマスの本来の意味を、再確認できる作品です。おすすめです。

(※注意/でも、疲れてるときの最初の30分はきついです。軍服とみんな同じ髪の毛の分け目なので、かなり見分けがつきにくい。しかも三か国語が行き交うし...。ウェブサイトであらかじめキャラクターチェックして下さい。 )

ああ、でも本当、戦争なんてなくなればいいのに。
そして、このクリスマスという二日間だけでも、世界中の不幸な状況にいる大人達、こどもたちが少しでも愛を感じられたらいいなぁ...。

そして、この日は、できるだけ自分一人のことじゃない、誰かのためになるような...なんだかあったかいことをしたいなぁ、と思う。

そして平和の尊さを忘れない様に、やっぱり日々、「当たり前」のことがホントはとっても有り難いことなんだってことに注意しなきゃと思う。

ちなみに。カナダは一度も侵略戦争をしていない国だとG監督がいつか自慢していた。英国に攻められるまで、フレンチカナディアンは地元のインディアンとも友好的で共存していた...と...。それを聞いてハ!と思ったのだが、沖縄もかつて琉球国だったとき、薩摩藩から攻め入られるまでは平和を愛して隣国との友好関係を大切にする国だったなあ、と思った。

なんくるないさ的な雰囲気、ゆっくりと人間的な時間の流れ...。

この国(カナダ)への親しみやすさは根っこのところで「うちな〜魂」とつながっているのかもしれないと、とふと思った。

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私信ですが...

先日、誕生日パーティにお招きいただいたのは、良かったのだが...。
久々の痛飲、嘔吐の末に睡魔に教われ撃沈、睡眠。
11時にはおいとまするつもりが...お誘いいただいたN様ご家族のお宅に寝泊まりしてしまいました。orz...。

今のところ、一年に一度、ハメをはずす...。
とくに楽しみにしていたパーティで、張り切っていたのか、それとも、久々の大人数のパーティにコーフンしていたのか...はじめからやや?かなり?挙動不審なところも多かったと思います。自己紹介のタイミングもつかむのが苦手で、かなりキョドってたのではないでしょうか...。すみません。

本当、この張り切りクセとお調子者クセ、なんとかしなくては...「大人飲み」ができるようになりたいです。2007年の目標はそれです。

それにしても、あたたかく介抱していただいたN夫妻に感謝です。ありがとうございました。
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by takakozuno | 2006-12-23 22:49 | 映写室/Movies