沖縄娘たかこの日記


by takakozuno
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『新版 夜と霧』

ある日。夜眠る前にヴィクトール・E・フランクルの『新版 夜と霧』を読んだ。難しい本だろうなぁと覚悟してたらこれが面白くてビジュアルで、半分まで一気に読んでしまった。
(映画化もされましたが、このこの本が元となっているのかは、イマイチ不明です。後述)原題の『心理学者、強制収容所を体験する』という『吾輩は猫である』にも似てなくもないシンプルかつ力のある率直なタイトルだったら、もしかしたら「怖いかも〜」なんて敬遠せずにもっと前に読んでたかも、と思う。と、少し言い訳。(邦題については後述)

かなーり前にした、『アンネの日記』を読んで考えていたこと、、、アンネの、相対的な幸せじゃなく自分の中に絶対的な幸せを見いだそうとする哲学はきっと暗い収容所の中の死の間際でも、アンネに希望を与えたのではないかという話をしましたが...、ここでもやはり同じ話がでていて、それに勇気づけられた。もちろん、キレイごとじゃなくって...。

『夜と霧』よりハッとさせられた箇所書き抜き。

「生きる意味を問うのをやめ、もうわたしたち自身が問いの前に立っていることを思い知るべきなのだ。わたしたちはその問いに答えを迫られている。考え込んだり言辞を弄することによってではなく、ひとえに行動によって、適切な態度によって、正しい答えは出される。生きるとはつまり、生きることの問いに正しく答える義務、生きることが各人に課す課題を果たす義務、時々刻々の要請を満たす義務を引き受ける事に他ならない。(中略)ここにいう生きるとはけっして漠然としたなにかではなく、つねに具体的ななにかであって、したがって生きることがわたしたちに向けてくる要請も、とことん具体的である。この具体性が、ひとりひとりにたったの一度、他に類をみない人それぞれの運命をもたらすのだ。」

もちろん、収容所内の悲惨な描写もありますが、
この本のテーマはまさしく、「人とはなにか」。

読んでいたら、
「そっか、ってことは、生きてるのに死んだようにならないことが大事なのだろうな」と思い、当時なんか脱力気味だった少ししなびた感じの自分にカツが入った。

どんな風に生きても、財産を奪われて人生を奪われて毛まで剃られて番号だけで呼ばれたって生きてることは究極的には意味がある...もちろん、わたしはフランクルほど高尚な人間じゃないけれど、最悪の状況下でもそう考えた人間がいる事実が、すでに励ましになる。そいういうことを力強く感じ、まず恐怖よりもそういうパワーを貰った気がする。なので私の様に「悪い夢をみそうとおもって」敬遠してる人がいたら、ぜひ手にとって読んでみて欲しい一冊だ。

後日談
ちなみに、wikkiで調べたらそもそも邦題の「夜と霧」は、ヒトラーが行ったユダヤ人や精神、身体障害者、同性愛者に対して行った強制収容隔離政策の計画の名前だそうです。同名のドキュメンタリー『夜と霧』(30分 フランス製作?)があります。これも、世界的に有名な30分のドキュメンタリー映画ですが、日本では公開が禁止になったほどの残酷描写もあったようです。が、この本が、このドキュメンタリーの元となっているのかは、まだドキュメンタリーを観ていないので、不明です。多分、違うと思う。30分という短い時間では入りきらない、深い物語だと思う。...しかし、無知なので、不確定です。すみません。

P.S

『新版 夜と霧』は確かNICOさんからいただいた
大量の本の中に入っていた様に思います。
(膨大な量で、一つ一つの題名を把握できておらず、申し訳ないです...)
ステキな本をありがとうございます。
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by takakozuno | 2007-10-18 13:12 | 図書室/Books Manga
とげとげとして、それでも、美しい薔薇の花。
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人に対して、トゲトゲしてるばかりの今日の私には、
薔薇に比べて、全然美しさがなかったなぁ。反省です。

それに加えて、そのトゲにさえも、魅力を感ぜずにはいられない人。
そういう方々に、たくさん出会っている私は、ほんとに幸せ者です。

薔薇の花
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by takakozuno | 2007-07-07 11:14 | 寝室/Dialy
こないだ、誕生日の次の日。

車に乗っていたんですが。

なんかホワーと笑みが浮かんでて。

それから何度もここに「そのときおもったこと」を
書いておこうと思うんですが、もう、書いては消し。

強い、大っきな木になる。

と思って。

ほいで、天命があって、慎ましくそれに向かっていけば大丈夫だ〜。という、ことが。

ほいで40歳ぐらいまでの自分がほんっと今と変わんないだろうな、でも、変わり続けてるんだろうなってことが。

なんか、わかった。

でね、なんで書いては消ししてるか、っていうと、、、
最近、凹むことが、「言葉」の行き違いだったりするんです。

で、自分の言葉、もしくは今までしてきた失敗を振り返って、なんか「私をわかって」という自己主張が激しすぎて、なんか疎ましく思えて。

今まで、必死に、必死に「わかって欲しい」と思っていて、衝突を繰り返していたけど、別に「わかってもらう」必要はハナからないんだ、ってことに多分、少し、気がつきました。

まずは自分が、根を深く伸ばし、巨大な幹をもつ、揺るがない大きな木になって、雷が落ちても台風があっても、しぶとく生きて、酸素を作ったり小鳥の巣ができたりする、大っきな、大っきな木になるんだ。

そうやって、初めて、多分色んな意味で、自分や、人を支えたり、強く、愛せることができるじゃないか...。

と、いうようなことが数日、頭と心を駆け巡り
ときどき感極まって泣いたりしてました。
我ながら、へんなヤツだ。

記念すべきことだと思うので、やっぱり、ここに、メモします。
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by takakozuno | 2007-02-25 13:45 | ひとり部屋/Words

Stay Hungly Stay Foolish

調べものがあって 「感動的 スピーチ」とググったらアップルのスティーブン・ジョブズ氏のスピーチがでてきたのでメモ。ビジネスマンとしての心得やキーワードってだけにおさまらない、「生き方」が伝わってきます。 ちなみにStay Foolish「バカになれ」 は詩集の題名で猪木もいってたんですけどね!

というかジョブズにつっこみ?最初に3つだけっていってるけど結構長いな。

以下ここに
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by takakozuno | 2006-11-26 02:52 | ひとり部屋/Words
hawaiさんに触発されて?観た直後の感想をUP。

☆☆☆☆
あう...痛くて悲しくてとてもいい映画だった...。
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』以来のとても悲しいおとぎ話を観た感じ。

監督すごい。カンヌで最年少という記録で主演の男の子が男優賞とったけど...これは完全に監督の力量です。大体、脚本・監督・編集してんの誰だと思ってんじゃいって感じだー、ちゅうか初めあたり絶対カメラ目線でにやけてやん、ブーブー。 それを、幸せに顔がほころんでいる、と思わせるギリギリの線で撮影、編集したってのはスゴイと思うんです。

いえいえ、失礼。たしかに男の子は良かった、良かったさ。いや、本当にとても良かった。でも、何の経験もない子らを良く見せるために工夫してたりするのは監督なんだから...。監督悔しかったろうな〜。と思うのでした。

というか、彼が主演男優賞をとるってことは、長年試行錯誤しながら頑張ってる役者さんに、ひつれいだ。と思うのです。そーいや、『ダンサー・イン...』の監督もカンヌでビョークに賞をとられたっけ。でも、ビョークは確かに良かったけれど。ダンサー・イン〜のメイキングオブは、その主演女優賞の女優に振り回されるクルーが描かれていて、面白いので、観て下さい。

話しはそれましたが...でもね、やっぱりこれは、おとぎ話だと思う。無関心な大人達の世界に、「子供達だけの世界」が存在し得ることを描いた、おとぎ話。多分監督が描きたかったのは、そのささやかな世界だったんじゃないか、と思うのです。だから、子供達が警察に行かず、施設にもいかず、その世界を守ろうとしたことに何の違和感も感じない。

そこで母親は育児放棄の無責任な女ではなく、子供たちの延長線上に描かれている。子供が子供を産んではいけない。 結構単純なことだけど 多くのコトナが子供を産んじゃってるから いろんなかなしい事件が起こるんだ。YOU演じる母親の無邪気さがなんだかそう思わせた。

監督がモチーフにしたという、1998年に巣鴨で起こった実際の事件は、少なくともこの記事によると、ものすごく、凄惨なものだったようだ。(注意・これこそ、読んだら超落ち込みますので読む前に覚悟して下さい。)

その事件を、こんなにも美しいおとぎ話に仕上げてくれたのは、実際の事件で本当に誰にも知られずに亡くなった3人の子供達への、供養としかいいようがない。だから、私的には、観て欲しい映画です。
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by takakozuno | 2006-08-19 23:26 | 映写室/Movies

理由なきナミダ

悲しいかといわれると
そうでもない

嬉しいのかといわれると
ちがう気が

あったかい
ホッとする

でも
あーバカだったな、自分
こんなことでこんなに悩んで

そういうナミダ

なーんか相当疲れてたんだな
無駄なことで...

とホッとしているナミダ

反面、本当小ちゃな人間だな自分
と悲しくなる気もする、

やっぱり人っていいな、
めんどくさいって思ってしまったけど

と思う反省のナミダ


でも、ナミダが出ないよりは
ナミダが出るほうが
いい気はする



ということでごめん
全然意味わからんけど

ここに記す
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by takakozuno | 2005-09-24 12:23 | ひとり部屋/Words
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スペイン映画...かな? 以下、もしかしたらネタバレと感じる部分も人によってあるかも知れません。が、私的にはネタバレで色あせる映画は、それまでの映画だと思いますが...。
事故で死ぬべきときに、奇跡的に一命を取り留めて、付随のまま兄嫁にお世話になる日々...。事故から28年間一日中寝たきりの男性はいつも笑顔を絶やさない。彼の望むことは、ただひとつ。尊厳死。
涙なしには観れない映画。尊厳死という重いテーマだけれども、『ミリオン〜』と違い、見終わった後Happyになる、不思議な感覚。それはきっと人間が自由に生きることの延長線上に自由に死ぬこと、がある。というポジティブな哲学を訴えているからだと思う。
かといって尊厳死を美化してはいないけど、結局は個人の生き方を他の誰もが制限してはならないように、死ぬことだって本人の選択肢として、あっていいんじゃない、とささやいている。
本人が幸せならば、そこには神様も、法律も、存在してはならないんじゃないか...。
ケベック映画で外国語アカデミー賞をとった映画『みなさん、さようなら』も合わせてみてみたい。
日本では尊厳死の問題ってどうなんだろ?暗黙の了解みたいなものような気がする...。少なくともデモになったり、裁判に成ったりしたことってあるのかな?アメリカは特に、キリスト教の影響か、過敏な問題として扱われますが...。
観たばっかりなので感情論になってしまいましが、キャスティングも、ロケーションも、脚本も、とてもいい映画です。ハンカチ必須で、ぜひ観て下さい。
日本語版のHP(ちょっと見るには重いです)はこちら
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by takakozuno | 2005-09-17 05:30 | 映写室/Movies