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沖縄娘たかこの日記


by takakozuno
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『パッチギ』見た 訂正&追記

念願が叶ってDVDで観た。

面白かった。しかし、もちょっと整理して締めたら完璧だったと思う。惜しい。

基本的に涙あり笑いありケンカあり良いトコどりの青春映画。
面白くない分けない。

そういえばむっかしみた同監督の
『岸和田少年愚連隊』も好きだった事を思い出した。

殴り殴られたりしてるうちは平等だよなぁ。

そういう意味でも一番、友達のお葬式のシーン、日本人にされたことについて言われてる時が一番ツラかった。ぐの字もでない。(以下映画とは話しが飛ぶので追記参照)

それにしてもメイキング...。
現場怖そうだった(苦笑。
監督ちょっとヤクザみたいだった(爆

しかしきっと準主役のけんかっ早い兄ちゃん役は相当場数を踏んでるようで(→怖い現場の)なんとなく事も無げに見え、うぁ、事も無げだ!と思った。その「事も無げ」な様子を、単純にソンケーする。

他の役者さんも、メチャクチャ言われてたのにここまでできたんだぁ、素晴らしいと思った。それほどの信頼関係があるってことだよなぁ。(しかし「飴とムチでね〜」と監督がコメントしてたけどムチ打ってる部分とムチに打たれた俳優さんしかメイキングではみせてなかったので、それもある意味不公平?と思った。)

イメージとして井筒監督は役者を徹底的にぶっ壊して、それで出てくるものに賭けてる感じがした。ある意味それはかなり賭け。度胸がいるなぁと思う。(多分若い役者さんに対してだけだと思うけれど...)

若手の役者さんのコメントに「すごい○×すごい△×」というセリフが多かったのも気になり、私もこーいう喋りを普段してるかも、と一瞬不安になった。

話しは変わるが....パッチギ2には反対だなぁ...。
みてないので何とも言えないけど表現の自由という事でいわせてもらえたら、、、この映画で出尽くしてると思う。 多分出がらしになるんじゃないかなぁ。





感情的になって、感情的な文章をかいてしまった。でも、こういう話しは、感情的にならざるをえない。感情を押し殺すのに慣れては行けないと思う。相手の痛みがわからなくなるから。

合理性でばかり物を考えたら、地球温暖化を改善するために地球上の半分の人間がいなくなればいい、って話しになるし。

平和な日本に住んで戦争反対な少年に、罪はない。でも、知らないことは罪に近いかもしれない。

じゃあなぜこんなにも知らないの?知らされていないの...。ほんとうに...理不尽だ。もし私が少年の立場だったら、突きつけられたら、何て答えれば良いのだろう。やっぱりその場を立ち去るしかないかもしれない。責める方も理不尽だけど、知らない方も理不尽な気がする。どうすりゃいいんだよ...と思う。

ただひとついえることは、個人単位での人間と人間とのつきあいに、歴史が介入してはいけない気がする。

難しい。知りたい。事実は一つだったはずなのに、なんでこんなに色んなこという人々がいて...なぜなんだろう。少しづつだけど本を読み、知って行きたいと思う。

「墨で書かれた虚言は、血で書かれた事実を隠すことはできない。」(魯迅)

また、私、感情的になってるかなぁ...(焦。
疲れたのでまたこんど...。
by takakozuno | 2007-06-22 12:47 | 映写室/Movies