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沖縄娘たかこの日記


by takakozuno
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早くも、危機回避...(映画感想部分訂正、追加)

訂正部分:128分→112分でした。かなーり、違います(すみません。

と思いきや。

やっぱりDVDも汚れていた。

ということで昨日途中で観るのを止めた
『みなさん、さようなら』(『Les Invasions Barbares』)なのですが...

と、いうか。その前に。

二枚組だったんです。このDVD。
で、フッツー、二枚組だったら、一枚本編で、一枚ボーナストラックですよね。

でも、このDVD、「98分バージョン」と「112分バージョン」だったのです。(注・98分の方に、ボーナストラックも入ってますが)

ある意味、究極の選択だと思いませんか?

「テレビ版」と「劇場版」とかの表示だったら、迷わず「劇場版」をとるんですけどね。
「98分バージョン」と「112分バージョン」としか書かれてないので、配給側が、「もっと短く切ったらいいのに、って思う人用」と、「そうじゃない人用」として両方用意してるのかって、深読みまでして、Yさんに相談までしたのですが、フツーに「128分」でしょうといわれ、そうっすね〜ってのが昨日までの話し。

そこでDVDの異変に気づき、linketさんのアドバイスを実行しようと思い立ち、実は以前にも映像関係のお友達に、クリーナーで、DVDバーナーの調子もすごく良くなる!!という話しを聞いていたので、それをYさんにほのめかし(あ、でも本当ですよ)オフィスのマック、その他色々にも使えるだろうってことで、クリーナーを買っていただいたのです。感謝でごわす。m(_ _)m

そして、さっそくもう一度映画、スタート!!!調子いい〜〜!と思ったのも束の間、やはり、昨日のところで止まる。そこの部分だけ飛ばすと、快調なので、渋々飛ばしてみてたのですが。止まった部分が、「主人公がヘロイン調達をしてるところに危機が!!」ってところだったので、その後フツーに話しが続いてるんだけど、なぜに危機回避できたのか、気になってしようがない。

ということで、思い切って途中から98分バージョンDVDに変更。

でもね、やっぱりテレビ版でした。CMのため、と見受けられるおかしなフェード・イン・フェード・アウトが多すぎる。と思いながらも、最後の山場も終わり、感動の余韻を味わってるときに!

また、止まるじゃああ無いですか〜。これにはいい加減、ちょっとキレ気味になる。

DVDを出して、チェックすると、ありましたよ、端の方に、これ見よがしに、ヨゴレが!!!しかも、ガムがこびりついたような!!これはゆるせん!と思って、10分ぐらい、あの手、この手をつかって綺麗にしましたが、ダメ、だった。

そんなこんなで、112分バージョンに再び変更したときに、やっと、二つバージョンある理由に大納得。「あ!そーか!互いを補いあってるわけなのか〜!!」









んなわけあるかい!!!(N N A W A K E A R U K A I !!)
と思わずなかやまきんに君風に叫んでしまいたいぐらいでした。

もちろん、ボーナストラックまで観る気力はそもそも残っていなく、ここが日本じゃなくって、店員にエラソーにキレることができない現実を悔しく思いながら、今これを書いています。

(言葉の問題もそうなんですが、こちらの店員さんは、「働いてやってる系」が比較的多いのと、いえ、失礼。このビデオ屋さんは比較的種類も豊富で親切なんですが、前にリージョンがカナダじゃないDVD(明らかにあちらの不都合)があり、返却日一日前に観て気づいたので、意気揚々と文句いいにいったら「じゃあ、あともう一日残ってるから、別なの借りて、今日中に観て」と言われて唖然としたのを覚えてるので、ビデオ屋に直訴は止めました。これ以上この映画でストレスを溜めたくない、と思い。)

早くも、危機回避...(映画感想部分訂正、追加)_e0087566_14115153.jpgと、いういことで、せっかくの映画だったけど...でも、それなりに楽しめました(楽しめたんかい!)。ただし、喋りが多くって、あとユーモアが独特なのもあったりで、細かいところでは笑えなかった部分も多かったので、日本語訳つきでみたいな(『たかこの家』の詳細を知らない日本の皆さん、私が観たDVDはケベックバージョンですからね〜!!)。

追記:以上、TV版と決めつけていた私ですが、S氏によると、98分はTVバージョンというわけでなく、「インターナショナルバージョン」だそうです。ということで、おそらく、日本やケベック以外の方は98分の方をみているのかな?いかにケベックの病院事情が悪いかってことを描いた内輪的な部分が省略されているので短くなっているとか。そういえば、日本版の的を得たポスターに比べ、ケベック版は「?なんじゃ、これ?」というようなもの(胸板、ではありません。お尻です)。噂ですが、これ、ポスターデザイナーの方が、冗談でクライアントに提出したのがそのまま採用されたとか...。

早くも、危機回避...(映画感想部分訂正、追加)_e0087566_11293484.jpg早くも、危機回避...(映画感想部分訂正、追加)_e0087566_11295786.jpg

また、お友達に聞いたのですが本作品、前に作られた映画の、登場人物そのまま(キャストも含め)だったコメディ映画の、数年後、という設定らしいです。英語訳を直訳すると『アメリカ帝国の滅亡』という題らしく、カンヌでもYさんによると、本作以上に評判よかった名作コメディなのだとか。(ちなみに、母親役のドルテさんは『KAMATAKI』でも、KENの母親として声の出演をされてます☆)




以下、ネタバレがあります。知ってても楽しめる映画ですが、観たいという人は読まないことをお勧めします。

この映画が訴えているテーマ、永遠ですね。「え〜、マジ?そんなんあり?」とも少し思ったけれど、これはある意味、提案ですね。「誕生日を祝いあうように、最後の日を過ごしてもいいんじゃないか」という。

むしろ、本人がそれを選ぶこと自体より、家族が一致団結して本人が選んだ結果に納得することの方が、難しいのではないかな、とも思いました。

((と、いうかね。あそこまでされると「死んで欲しい」みたいなプレッシャーにならないか心配ですが、まぁその変はコメディなので、突っ込みません。))

でも、山場でのお父さんの頭の中の、回想イメージと、最後の、飛行機が飛び立つイメージ、そして、エンディング曲。

あの曲、良かったなぁ...(と、いいつつ調べる気力がない)

DVDの不都合なんか忘れかけるぐらい、優しい涙を流しましたよ。
by takakozuno | 2007-01-19 14:39 | 映写室/Movies